2000年11月16日 |
石化協、10月の石化製品生産は軒並み前年割れ |
16品目中12品目がマイナス生産 |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:石油化学工業協会 |
石油化学工業協会は16日、主要石化製品の10月の生産実績をまとめた。 エチレン生産量が前年同月比2%減の63万3,600トンとなったのをはじめ、LD(低密度ポリエチレン)、HD(高密度ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)のポリオレフィン3樹脂、EO(エチレンオキサイド)などの化成品や芳香族など調査対象16品目中12品目が前年割れとなった。前月比ではエチレンの4%など8品目が増加しているが、これは操業日数や定修プラントの稼動状況によるという。 10月の生産が軒並みマイナスとなったのは、原料ナフサが高止まりしてコスト高となっている上、アジア市況の悪化から輸出量が大きく落ち込んだためで、先行き回復の見通しは立っていない。 プラント稼働率は前月の97.5%から97.1%(前年同月比は100.2%)に低下。また1~10月のエチレン累計生産量は632万8,000トンで、前年同期比0.3%増と増加率はここへきて急低下している。 実績内訳は別表の通り。 http://www.c-nt.co.jp/data/jpca/200010p.html">2000年10月主要石化製品生産実績(表) |