2014年02月05日 |
三菱ガス化学、中国ポリカーボネート事業で特別損失 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三菱ガス化学 |
三菱ガス化学は5日、上海にある連結子会社、三菱瓦斯化学工程塑料(上海)有限公司が、現地ポリカーボネート事業で118億円の減損損失を出したため、第3四半期の連結決算に特別損失として115億円を計上したと発表した。 上海子会社は2012年6月、上海の工業団地に年産8万トンのポリカーボネート樹脂およびコンパウンド工場を完成し操業開始したばかりだが、中国内での同市場は供給設備過剰と需要停滞が続き、中東、米国など海外からの流入もあって市況は極度に悪化していた。 子会社は従業員約200人。ポリカーボネート事業は継続するが、今後は一般汎用品の生産比率を下げ、高付加価値製品に特化するなどの対策を講じる方針だ。 <上海子会社の概要> ◇名称 三菱瓦斯化学工程塑料(上海)有限公司 ◇所在地 中華人民共和国上海市 上海化学工業区目華路55 号 ◇代表者 董事長 林 勝茂 ◇事業内容 ポリカーボネート及びポリカーボネートコンパウンドの製造及び販売、テクニカルサービス等 ◇資本金 1,061 百万元 |