2014年02月06日
三井化学社長に淡輪専務 4月1日付
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学
淡輪 敏氏

6日、大型3事業の再構築計画を発表した三井化学は、2014年4月1日付で田中稔一社長が代表権のない取締役となり、後任に取締役専務執行役員の淡輪敏(たんのわ・つとむ)氏が昇格する社長交代人事を発表した。

田中社長は「成長分野は順調だし、再構築分野への取り組みも明確になった。現行中計は今年度で終わる。各事業戦略に精通している淡輪専務は後任にふさわしい。改革には痛みを伴うが、4月からの新中計を新しい体制でスタートさせてほしい。人望が厚く、統率力にも優れた人だ」とバトンタッチする理由を説明した。

淡輪氏は「これからの方向はすでに明確だ。成長分野は今後も緩めず、再構築策には全力で取り組みたい。足元はまだ問題が多いが一日も早く大型3事業をV字回復させ、復配を実現したい。社内ではこれまで、大牟田工場勤務など、どちらかというと現場主義的なコースを歩いてきたが、自分なりにミッションには全力で取り組む」と意気込みを語った。

淡輪氏は昭和26年(1951)年10月生まれ、62歳。福岡県柳川市出身。
昭和51年、早稲田大学商学部卒、三井東圧化学(現三井化学)に入社。平成17年基礎化学品事業グループ工業薬品事業部長。のち執行役員、常務執行役員を経て、平成24年取締役常務執行役員 石化事業本部、基礎化学品事業本部、ウレタン事業本部、機能樹脂事業本部、機能化学品事業本部及び支店担当。25年4月から専務執行役員として全事業本部、三井化学東セロなどを担当(現職)。