2014年02月07日 |
千葉フェノール 9月末に会社も解散 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:出光興産、三井化学 |
三井化学と出光興産の両社は共同出資会社、千葉フェノール(CPH)のフェノールプラントを2014年9月30日をめどに停止するが、同日付で会社も解散することを決めた。 フェノールは、フェノール樹脂のほか、7割以上をポリカーボネート(PC)の原料ビスフェノールA(BPA)向けとなっているが、国内需要の減少やアジアでの設備新増設による供給過剰で輸出採算が悪化し、稼働率の低下を余儀なくされていた。 このため両社で協議し、副生品のアセトン(年産8万トン)とともにプラントを停止することにした。 今後、出光興産が必要とするフェノールは三井化学・千葉工場(市原市)から供給する。 三井化学は現在、大阪工場に年産19万トン、千葉工場に同25万トンのフェノール生産設備を持ち稼動中だ。 <CPH の概要> (1)設立 1990年9月 (2)営業運転 1993年6月 (3)出資比率 三井化学55%、出光興産45% (4)資本金 3億円 (5)事業目的 フェノールおよびアセトンの製造および両親会社向け販売 (6)設備能力 フェノール25万トン/年、アセトン8万トン/年 (7)立地 出光興産 千葉工場内 千葉フェノール株式会社のフェノールプラント停止について http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file4_1391668178.pdf |