2014年02月10日 |
NEDO・筑波大、有機薄膜太陽電池材料の新合成法開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:NEDO |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は10日、筑波大学や物質・材料研究機構(NIMS)の研究グループと共同で、有機薄膜太陽電池に用いる高純度な高分子材料を簡便に精製する方法を開発したと発表した。 高純度化したことにより、有機薄膜太陽電池の光電変換効率が0.5%から4%に向上し、長寿命化も明らかになった。 これにより、これまで証明されなかった有機薄膜太陽電池の特性向上に材料純度の重要性が明らかになった。 今後、高純度材料の精製方法論が確立され、高品質太陽電池材料の低コスト製造が期待される。 不純物の種類や量を低減できる新しい合成方法を開発することで、簡単な精製操作でも高い純度の高分子を得ることが可能になった。この方法を用いて、高い変換効率を示す最先端材料を高純度で合成すれば、さらに変換効率を向上させることが可能になる。また、大量生産にも適した合成手法であることから、汎用性を高めることで新たな製造技術になると期待される。 |