2014年02月20日
宇部興産、耐震補強「Uフレーム工法」証明取得
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:宇部興産
施工後建物イメージCG

宇部興産は20日、ビルやマンションなどの建物の外側に鉄筋コンクリートのフレームを設置して耐震補強する独自開発の「デザインUフレーム工法」がこのほど日本建築総合試験所の建築技術性能証明(GBRC性能証明)を取得したと発表した。

オフィスや生活の場として建物を使用しながら耐震性が「居ながら補強」できる。補強につきものの“斜め材”がなくても十分な耐震性が得られるため、開放性が維持できる。建物の外観やデザインも損ねない、などの特長を持つ。

補強フレームの柱梁接合部に工法専用の高強度ポリマーセメントモルタル(「クロスハード」)を用いることで、補強耐力を確保した。

同社は施工会社の山陽建設サービス(本社:山口県周南市、森本郁夫社長)と「デザインフット工法」を共同開発。
2009年から中国地区の学校を中心に実績を重ねてきたが、今回、さらに新しい「Uフレーム工法」を開発した。
今後需要の伸びが見込まれる公営住宅、民間マンション、ホテル、病院、オフィスビルなどの耐震補強へ向けて積極展開していく方針だ。

ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1392871429.pdf