2014年02月20日 |
信越化学など、合成フェロモンでサトウキビの害虫防除 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:信越化学工業、農林水産省 |
農林水産省の農業生物資源研究所(生物研)は20日、沖縄県農業研究センター、信越化学工業と共同で、サトウキビの大害虫「ケブカアチャコガネ」について、人工合成フェロモンを利用して増殖を防ぐ技術の開発に成功したと発表した。 合成フェロモンを封入したポリエチレンチューブを畑一帯に仕掛け、成虫の繁殖を阻害する技術。サトウキビ畑で効果を確認したところ、防除処理により次世代の幼虫数を未処理の場合の20分の1程度まで減らすことができた。 信越化学工業は、同チューブの農薬登録取得を進めている。環境負荷の少ない農薬として実用化が期待される。 |