2014年02月24日 | |
札場ダイセル社長・新中計「16年度売上高5000億円」 | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:ダイセル |
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ダイセルの札場操社長は24日、「未来像に向けての展開・飛躍」とうたった、2014-16年度の新中計「3D-2」を発表した。2020年度を最終目標とする長期ビジョンへの重要なつなぎ役と位置づけ、数値目標として2016年度の連結売上高5000億円(13年度見通し4070億円)、営業利益500億円(360億円)、営業利益率10%以上ーを掲げた。 重点テーマは(1)コア事業のさらなる成長(2)新規事業の創出(3)グローバル展開(4)生産基盤強化(5)コーポレート機能強化の5項目。 セグメント別では、「セルロース」部門で酢酸セルロースのプロセス革新と大幅コストダウン実現、「有機合成」部門では酢酸の海外立地、化粧品市場参入など、「合成樹脂」部門ではポリプラスチックスのマレーシアPOM増設完了を軸にグローバル市場でのシェア拡大、「火工品」部門では自動車エアバッグ用インフレータのサプライチェーン最適化、などに力を入れる。 前中計(2011-13年度)では、エレクトロニクス、エネルギー・環境、メディカル・ヘルスケア分野を中心に多くの新規事業創出に着手し、新製品上市など一定の成果をあげたものの、東日本大震災や欧州・中国の経済鈍化の影響もあり目標数値未達に終わった。 同社長はこれまでの取り組みについて「スピード感が不足していた」と総括、「今後はより早く、より確実に、より多くをモットーに、これまでに出てきた芽を“かたまり”にしたい」と力を込めた。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1393227142.docx |