2014年02月25日
日本触媒、新亜鉛電池材料を開発、量産化へ
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:日本触媒

日本触媒は25日、、独自技術によりアニオン伝導層一体型亜鉛極を開発したと発表した。
すでにサンプル供給を開始しており、早期量産化を目指す。

亜鉛電池は安全で高性能な電池だが、亜鉛の結晶成長により繰り返し使用に適さず蓄電池には不向きとされてきた。

今回開発した新亜鉛極は、独自開発したアニオン伝導膜材料を亜鉛活物質層上に接着したもので、亜鉛の結晶成長を防ぐため電池寿命が従来比約10倍程度向上する。既に1000回以上の充放電を繰り返しても、性能が殆ど変わらないことを確認済み。

今後、この新亜鉛極は、動力・車載・定置・電力貯蔵など様々な用途に向くニッケル亜鉛電池や空気亜鉛電池といった、次世代型蓄電池の負極用途が期待されるとしている。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1393309508.pdf