2014年03月03日
プライムポリマー、千葉のLLDPE 6万トン設備停止
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:プライムポリマー

プライムポリマーは3日、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)の国内販売低迷を受けて、2014年12月に姉崎工場(千葉県市原市)の製造設備1系列(年産6万トン)を停止することを決めたと発表した。

同社は現在、姉崎と市原に計2系列、年産15万6,000トン(経産省調べ)のLLDPE「エボリュー」(商品名)製造設備を持つ。姉崎には他に住友化学と共同出資の日本エボリュー(年産30万トン)からの引き取り分が25万トンあり、
合せて生産能力は約40万トンとなる。

今回の1系列停止で能力は34万トンに縮小する。

ただ同社は、シンガポールのジュロン島に建設中のLLDPE年産30万トン設備が2014年春完成するため、グローバル展開に向けた生産シフト化の一環ともみられる。