2014年03月07日
産総研、沖縄・硫黄鳥島に海底火山発見、資源調査へ
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:産業技術総合研究所

産業技術総合研究所はこのほど、沖縄県硫黄鳥島の西方海域の浅海で海底火山を発見、さらに、同島北方海域に多金属塊状硫化物の生成を伴う熱水活動域を発見したため、海洋資源ポテンシャルの把握に向けた調査を開始すると発表した。

同研究所の下田玄資源研究グループ長らが2013年10月~11月に海洋調査船「第7開洋丸」(499トン)で行った海洋地質調査で見つけた。

現場は水深200メートル以浅とごく浅い海。活発な熱水活動を伴う海底火山で、多金属塊状硫化物を生成している。
このため今後、経済産業省やJOGMEC(石油天然ガス・金属鉱物資源機構)などと連携して、火山防災・海洋資源ポテンシャルの把握に向け詳細な調査を進めていく方針だ。