2014年03月14日 |
東ソー、南陽の塩ビモノマー、ポリエチレン緊急停止 |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:東ソー |
東ソーは14日午後、同日未明に発生した伊予灘を震源地とする地震の影響で、南陽事業所の塩ビモノマー(VCM)とポリエチレン製造設備が緊急停止したと発表(第2報)した。 物的被害や人的被害、環境への影響などを急ぎ調査中だが、とくに被害は発生していないもようだという。 再開時期については出光興産・徳山工場からのエチレン供給が停止しているため未定。 南陽事業所の塩ビモノマー設備は現在、第1VCM年産25万トンと第3VCM同40万トンの2プラント計年産65万トン。今年10月には第2VCMの年産60万トンでの増設が完了する。 同社はほかに四日市に年産25万トンのVCM製造設備を持つが、同地区コンビナートは3月14日から4月25日までのスケジュールで計画通り定修に入った。 なお南陽事業所でVCMと同時に停止した低密度ポリエチレンは年産8万トン能力。四日市には低密度PE年産10.3万トン、高密度PE同12.5万トン設備があるが、南陽の地震の影響と四日市の定修で同社のVCM、ポリエチレンは全設備が停止したことになる。 |