2014年03月17日 |
NEDO、マレーシアでバイオマス有効利用実証 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:NEDO |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は17日、マレーシア政府との共同事業として、同国内のセメント工場に新設した石炭代替燃料利用設備が完成し、バイオマス及び廃棄物の有効利用技術を実証したと発表した。 同設備は、廃タイヤ、バイオマス投入システムと塩素バイパスシステム、TCSシステム(キルン運転技術)などで構成。現在、燃料として使用されている石炭の一部をバイオマス(パーム油搾りかす)および産業廃棄物(廃タイヤなど)に代替し、排ガス中の塩素や硫黄などの揮発性成分を含むダストを分離または凝縮固化するなどして石炭使用量の25%と温室効果ガスの削減を実証した。 これにより、エネルギー多消費型産業であるセメント業界の石炭使用量の低減とともに、マレーシアでの石炭輸入量の低減などの効果が期待される。 |