2014年03月18日
農研機構、施肥量を大幅削減可能な施用機開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:農林水産省

農林水産省の農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)は18日、露地野菜作で施肥量を大幅削減できる「うね内部分施用機」のラインアップを完成させたと発表した。

農研機構では、井関農機と共同で「うね内部分施用機」を開発し、規模やうねの形状に対応した5機種のラインアップを完成させた。これらの機械は、野菜を栽培するうねを立てる際に、肥料をうねの中央部にだけ線状に土壌と混合して施用する機械で、従来の圃場全体に肥料を施用する全面施肥に比べて、肥料の施用量を30-50%削減でき、生産コストと環境への負荷を軽減できる。

全国22道県40カ所以上の農家圃場で現地実証を行い、葉菜類だけでなく根菜類、果菜類、花き類など多くの作物栽培で30-50%の施肥量削減効果があることを確認した。