2014年03月20日
中外製薬、国際宇宙テーション「きぼう」でタンパク質生成実験
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術)
【関連企業・団体】:中外製薬

中外製薬は20日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が国際宇宙ステーション・「きぼう」で行う、微小重力環境を利用したタンパク質の高品質結晶生成実験(JAXA POG)に参加すると発表した。

JAXAは、「きぼう」内の実験棟でタンパク質の結晶生成実験を行う。その結晶化をめざすタンパク質を3月26日に打ち上げを予定しているソユーズ宇宙船に搭載する。ソユーズはカザフスタンバイコヌール宇宙基地から26日に打ち上げられる。

国際宇宙ステーションでは、長期滞在中の若田光一さん(船長)が第1回実験の作業を担当する。

中外製薬では、宇宙という微小重力環境下で生成した高品質のタンパク質結晶から、精密な立体構造データを取得することで新たなタンパク質の働きを解明し、革新的な新薬の創出につなげたいとしている。