2014年03月26日 |
三井物産、米国バイオ開発ベンチャーに出資 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三井物産 |
三井物産は26日、米国の微生物によるガス発酵法技術開発ベンチャーであるランザテック(本社・イリノイ州シカゴ、ジェニファー・ホルムグレン最高経営責任者、LT社)の増資に応じ、2000万米ドルの引き受けを実施し、資本参加したと発表した。三井物産は、今回増資(総額6000万米ドル)のリードインベスターとなる。 LT社は、一酸化炭素や二酸化炭素を含むガスを微生物発酵させ、エタノールやブタジエンなどの燃料・化学品に転換するユニークな処理法を開発。これら技術のライセンス供与のビジネス化に取り組んでいる。 LT社で製造されるエタノールは、排ガスを有効利用したクリーンエネルギーとして、ガソリン添加用バイオエタノールと同様の利用が今後期待されている。 三井物産は今後LT社に役員や出向者を派遣し、パートナーとして同社技術のマーケティングから製品のオフテイクまで多角的に関わることで、次世代バイオ燃料・化学品を生産する新たなビジネス創造を目指す。 |