2014年03月27日 |
「PM2.5除去」の高性能ナノフィルター開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:NEDO |
NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)は27日、空気清浄装置メーカーの日本エアー・フィルター(本社・神奈川県平塚市、渡邊保孝社長)が、PM2.5などの粒子状物質を99.995%以上除去し、消費電力も従来のフィルターに比べて25%削減可能な集じんフィルターをNEDOプロジェクトで開発したと発表した。 同社は、従来の集じんフィルターよりも大幅に繊維径が細く表面積の多いナノファイバー超極細繊維をフィルターに用いることで、99.995%以上という高集じん率を満たしつつ、電力消費を伴う圧力損失を25%削減が可能であることを実証した。 現在、集じん用ナノフィルターは、大型集じん試験機での長期検証と、実機への試験投入で耐久性を含めた特性データを蓄積中だ。 今後は、ナノファイバー極細繊維の特徴である高性能、低圧力損失などを差別化のポイントとして本格事業化をめざす。2014年6月から日本エアー・フィルターの親会社である進和テック(本社:東京都中野区、渡邊裕元社長)を販売代理店として試験販売を開始する。当面年間1万本の市場投入を計画。 |