2014年03月28日 |
日本触媒、アクリルポリマーで日本化学会「化学技術賞」 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:日本触媒 |
日本触媒は28日、「光学フィルム用ラクトン環含有アクリルポリマーの開発と工業化」技術が2013年度「日本化学会化学技術賞」を受賞したと発表した。 同技術は、α-ヒドロキシメチルアクリレート(RHMA)とメタクリル酸メチル(MMA)を共重合し、さらに分子内エステル交換反応を行うなどして生産する画期的な技術。製造されるポリマーは、光学フィルムに加工され、大型テレビやスマートフォン、タブレット端末などの液晶ディスプレイに使用される。他用途への展開など高い将来性も有する。 日本触媒では、2006年から商品名「アクリビュア」として世界で初めて商業生産を開始。現在、姫路製造所に年産6,000トン設備を持ち展開中だ。 こうした独創性や学術分野、産業界への波及効果の大きさが今回評価された。 同社の日本化学会化学技術賞受賞は1996年のマレイミド類以来、エタノールアミン、N-ビニルピロリドンに次いで今回が4回目。他にも酸化エチレンやアクリル酸、アクリル酸エステルでの大河内記念賞など多くの表彰を受けている。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1395981591.pdf |