2014年04月03日 |
国際帝石、豪・イクシス 世界最大施設組立て開始 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:国際石油開発帝石 |
国際石油開発帝石は3日、豪州・イクシスLNGプロジェクトの主要施設である「沖合生産・処理施設(CPF)」が本格的な組み立て作業に入ったと発表した。 同施設は、日量最大1,657 MMscf(百万立方フィート)のガス処理能力を持ち、大きさは約150メートル×約110メートル。総排水量は14万トンで、半潜水式の海上生産施設としては世界最大規模となる。 イクシス・ガス田で産出された生産物をガスとコンデンセートに分離する。同プロジェクトの中枢施設で、分離されたガスは、総延長約889キロメートルのガス輸送パイプラインによってオーストラリア北部のダーウィンの陸上ガス液化プラント(現在建設中)に輸送され、LNG(液化天然ガス)、LPG(液化石油ガス)などとして出荷される。 <用語の解説> ■イクシスLNGプロジェクトとは :国際石油開発帝石を操業主体(オペレーター)とするLNG開発プロジェクトで、西豪州沖のイクシスガス田から年間840万トンのLNGと160万トンのLPGを生産する計画。仏・トタール社、東京ガス、大阪ガス、中部電力、東邦ガスの各社が参加している。生産開始は2016年末の予定。 |