2014年04月03日
製薬協、武田薬品の協会副会長活動を6カ月停止
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:武田薬品工業、日本製薬工業協会

日本製薬工業協会(会長、手代木功・塩野義製薬社長)は3日、武田薬品工業に不適切なプロモーション活動があったことについて、コンプライアンス委員会審議に基づき、同社の役職(製薬協副会長)活動を4月3日から6カ月間停止する決定を下したと発表した。

■武田薬品工業のコメント
武田薬品工業も同日、以下のコメントを発表した。
今回の製薬協決定(高血圧症治療剤の臨床研究=CASE-J試験に関するプロモーション行為の一部が製薬協の“医薬用医薬品プロモーションコード”違反に該当する)は、学会発表時のデータを用いたプロモーション活動を2007年1月以降実施し、「CASE-J試験」の論文発表後もデータを切り替えずに同活動を継続していたことによる。これらの一連の問題に対しては現在第三者機関で調査中で、当社はこれに全面協力している。
今回の製薬協の決定を真摯に受け止め深くお詫びする。今後は是正・改善すべき点を早急に明確にし、再発防止に全力で対応する。

<用語の解説>
 CASE-J試験とは:Candesartan Antihypertensive Survival Evaluation in Japanの略