2014年04月07日
富士フィルム、肝臓がん症例検索システム開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フイルムは7日、静岡県立静岡がんセンターと共同開発した、医師の画像診断をサポートする類似症例検索システム「SYNAPSE Case Match(シナプス ケース マッチ)」に、新たに肝臓がんの検索機能を加えた製品を開発したため富士フイルムメディカルを通じて5月下旬から発売すると発表した。
過去の症例データベースから、病変の画像の特徴が類似した症例を瞬時に検索し、似た順に表示する。医師はその画像や診断結果を参考にCT画像の診断を行うことができる。同社はこれまで肺がんを対象にした同システムを開発、販売してきたが今回対象疾患を拡大した。

静岡がんセンターで蓄積した約1,000の肺がんの症例データベースに、確定診断のついた約300例の肝臓腫瘤症例データベースを搭載した。医師が自分で診断した画像・診断レポートを登録できるティーチングファイル機能をつけたほか、電子医学書を搭載した。
4月11日からパシフィコ横浜で開催される「2014国際医用画像総合展(ITEM2014)」に展示する。

問い合わせ先は富士フイルムメディカル・マーケティング部(TEL: 03-6419-8033)


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1396844473.pdf