2014年04月08日
東洋紡、書籍包装用フィルム本格展開
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:東洋紡

東洋紡は、これまでペットボトルラベル用に熱収縮ポリエステルフィルムを開発・販売してきたが、このほど書籍ラッピング用途として「スペースクリーン」を大手書籍取次店はじめ各書店に向けて本格販売を開始した。

現在、書店などで汚れや立ち読みの防止に使用されているラッピング用フィルムは、主に塩化ビニル樹脂(PVC)製だが、環境負荷や印刷特性などの点でポリエステルフィルムに優位性があると判断した。

国内の書籍ラッピング用フィルム市場は、フィルムの装着率が約10%、約15億円規模といわれている。今後装着率の増加とともに市場規模の拡大が予想される。

東洋紡ではフィルム専用の装着機械もハナガタ(本社・富山県富山市、花方淳社長)と共同開発した。今後フィルムと併せて市場展開する。同社は2016年度に書籍ラッピング市場での売上高5億円を目指す。