2014年04月08日 |
旭化成の山下昌哉フェロー「電子コンパス」で文科大臣賞 |
【カテゴリー】:行政/団体(経営) 【関連企業・団体】:旭化成 |
旭化成は8日、山下昌哉旭化成グループフェローが「電子コンパスとオフセット自動調整方法の開発」で平成26年度文部科学大臣表彰 科学技術賞(開発部門)」を受賞したと発表した。 電子コンパスとは、地球が発する微弱な地磁気を測定して方位角を検知する電子部品のこと。スマートフォンなどの携帯機器に幅広く利用されており、平成24年度全国発明表彰では最高位の「恩賜発明賞」を受賞している。 <既報>(平成24年5月17日) http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile/NCODE/34241 電子コンパスは携帯機器に搭載すると、スピーカーなど周辺の磁性部品から漏れる大きな磁場の影響を受けやすい。従来の電子コンパスでは、微弱な地磁気を正確に測定するのにユーザーが煩雑な操作をしなければならなかった。 山下フェローが開発した電子コンパスは、磁気センサ3軸分のオフセットを自動的に調整する画期的な技術。 このためユーザーは特別な操作をしなくても周辺の磁場に影響されず、携帯機器を通常通り使用できる。 歩行者ナビゲーションや地図アプリなどに効果を発揮する。 今回は、世界的なスマートフォン市場拡大に寄与したことが認められての受賞となった。 ニュースリリース http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/news/2014/pdf/ze140408.pdf |