2014年04月10日
住商、農業用殺菌剤「メトミノストロビン」事業権買収
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:住友商事

住友商事は10日、100%子会社の住商アグロインターナショナル(本社:東京都中央区、村上通治社長)を通じてバイエル クロップサイエンス(本社:東京都千代田区、ハーラルト・プリンツ社長)が保有する、農業用殺菌剤「メトミノストロビン」の日本を除く全世界の事業権を買収したと発表した。

「メトミノストロビン」は、特に大豆に感染しやすいさび病などに優れた予防・治療効果を有する。
また世界第3位の大豆生産国であるアルゼンチンやコロンビアなど南米各国をはじめベトナム、フィリピン、マレーシア、インドネシアなど、穀物需要が大きく伸びているアジア各国で農薬登録されている。
世界第2位の大豆生産国、ブラジルでは住友商事が出資参画するイハラブラス社を通じて農薬登録を申請中だ。

住商アグロは今後、同剤の市場拡大を加速させ2020年には全世界で数十億円規模の売上をめざす。