2014年04月14日
積水化学 高感度・薄型の圧電センサー開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:積水化学工業

積水化学工業は14日、高機能プラスチックスカンパニー(加藤敬太プレジデント)で独自設計したポリオレフィンフォームを材料に、高感度、薄型、フレキシブルなどの機能を併せ持つ圧電センサーを開発したと発表した。

ポリオレフィンフォームとアルミの複合シートで、検知した圧力を電気信号として表示する。
帯電したポリオレフィンフォームに圧力がかかると、圧縮される際のわずかな形状変化により電荷が発生する。この電荷がアルミシートに伝わり、電気信号として表示される仕組み。

圧電センサーは、心拍や脈拍、呼吸などによって生じる体表面にかかる微弱な圧力を検知することができる。またフレキシブルで、自由なデザイン設計が可能。このため、在宅時や車両運転中の体調管理・検知など幅広い分野に応用できる。

今後は、居眠りや疲労を検知する車両シート、体調の長期モニタリング用測定寝具、高齢者の見守りマットシート、ウェラブルセンサーなどとして用途開拓を進めていく方針だ。

5月21~23日、パシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展2014」に出展の予定。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1397448375.pdf