2014年04月15日 |
タカラバイオ、ゲノム編集技術向け試薬発売 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:タカラバイオ |
タカラバイオは15日、米国子会社のクロンテックラボラトリーズ社(本社:カリフォルニア州)が開発した、ゲノム編集技術向け研究用試薬、「Guide-itシリーズ」を同日発売したと発表した。 発売したのは「Guide-it. Mutation Detection Kit」で、ゲノム編集を行った細胞の標的遺伝子改変を簡便に確認できるキット。販売価格は95,040円(税込)。5月19日にはさらに3種類のシリース製品を発売する予定である。 【用語の解説】 ■ゲノム編集とは :ゲノム編集技術は、標的遺伝子の特定部位を核酸分解酵素で特異的に切断することにより、標的遺伝子を破壊、もしくは外来遺伝子を導入する技術。細胞内で人工核酸分解酵素を用いて標的遺伝子のDNAを切断し、それを細胞自身が修復しようとする働きを利用して標的遺伝子を改変する。これまで遺伝子改変が困難だった、さまざなモデル動物・植物・培養細胞に利用が可能なため、遺伝子疾患モデル細胞・動物の作製、農作物や家畜の品種改良などへの応用が進んでいる。iPS細胞を用いた再生医療分野でも、疾患遺伝子の修復を目的とした利用が期待されている。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1397542667.pdf |