2014年04月15日 |
BASF、南京にアクリル酸、SAPプラント開設 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:BASF、SINOPEC |
BASFとSINOPEC(中国石油化工集団公司)は15日、中国・南京の両社折半企業、BASF-YPCのフェアブント(統合生産拠点)に、アクリル酸および高吸水性樹脂(SAP)の製造プラントを開設したと発表した。 SAPの生産能力は年産60,000トン。 新プラントの稼動によって、プロピレンのバリューチェーン強化が可能となった。 引き続き現地で高まる川下製品の需要に対応する。 2014年後半にはアクリル酸ブチルの製造プラントも生産開始の予定となっている。 【用語の解説】 ■BASF-YPC社について :BASF-YPC社は、BASFとSINOPECの折半出資により2000年に設立。 これまでの投資総額は45億ドルで、中国市場向けに年間300万トンの石油化学製品とポリマー製品を生産。 2005年に第一段階として石油化学製品の商業生産を開始し、2012年1月、第二段階として精製化学製品の生産増強に着手した。またアクリル酸とアクリル酸ブチルプラントを増設。2013年12月には高吸水性樹脂プラントを完成した。今後は塗料、テキスタイル、建設業界のほか介護分野へのサポートを強化する。2013年の売上高28.4億ユーロ、従業員数は1,993人。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1397546258.pdf |