2014年04月16日
3月のPVC生産、定修で6カ月ぶり前年割れ
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会

塩ビ工業・環境協会(VEC)は16日、3月の塩化ビニル樹脂(PVC)生産・出荷実績を発表した。
生産は、東ソー・四日市などのプラント定修もあり11万3436トン、前年同月比7.9%減で6カ月ぶりに前年割れとなった。国内出荷は、樹脂値上げと消費増税を見越した駆け込み需要もあり9万8917トン、同12.5%増で2カ月ぶりにプラスに転じた。
用途別にみると、パイプなどの硬質用が5万7224トン、同16.3%増で11カ月連続のプラス、軟質用が2万1855トン、同4.8%増で2カ月ぶりのプラス、電線・その他用が1万9838トン、同10.8%増で2カ月ぶりのプラスとなった。
輸出は2万4395トン、同13%減で15カ月ぶりに前年割れとなった。出荷総計は12万3312トン、同6.3%増で2カ月ぶりのプラスとなった。
この結果、1-3月合計では生産が37万1327トンで同3.3%増、国内出荷が28万2930トンで同8.5%増、輸出が8万521トンで同1.1%減、出荷総計が36万3451トンで同6.2%増となった。

一方、塩ビモノマー(VCM)の3月生産は15万6466トンで前年同月比84.2%と昨年8月以来のマイナス、PVC用、輸出用とも前年を割り込んだ。

ニュースリリース参照

○塩ビ樹脂
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1397625223.xls

○塩ビモノマー
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1397625223.xls