2014年04月18日
千葉工大と日南、原発対応の災害用ロボット開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:NEDO

NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)は17日、同プロジェクトの成果をもとに千葉工業大学と工学機器メーカーの日南(本社:神奈川県綾瀬市、堀江勝人代表)が、災害対応ロボット「原発対応版 櫻壱號」を開発し、国産ロボットとして初めて日本原子力発電の原子力緊急事態支援センターに導入されたと発表した。

開発したロボットは、小型・高踏破性の遠隔移動式ロボットで、(1)幅700ミリと狭い階段の踊り場でも余裕をもって走行できる(2)約8時間の連続走行が可能(3)放射線、温度など建屋内部の調査に必要なさまざまな計測が可能(4)4つのカメラを装着しておりリアルタイムに現場の状況が監視できる(5)高い防水性を有するため水中でも活動できる、などの特徴を持っている。

人間が入り込めないような過酷な災害現場で、重要な役割を担うことが期待されるため、日南では引き続き同ロボットの改良や事業化拡大に取り組んでいく方針だ。