2014年04月18日
武田薬品、悪性リンパ腫治療剤日本で発売
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:武田薬品工業

武田薬品工業は17日、悪性リンパ腫治療剤「アドセリス点滴静注用50mg」(一般名:ブレンツキシマブ ベドチン)について、再発・難治性のCD30陽性ホジキリンパ腫および再発・難治性のCD30陽性未分化大細胞リンパ腫を適応症として、同日から日本で発売したと発表した。

同剤は、CD30抗原を標的とする抗体と微小管阻害作用を持つ低分子薬剤(MMAE)とを、シアトルジェネティクス社の特許技術を用いてリンカーで結合させた抗体薬物複合体。

同剤は、血中では安定しており、CD30抗原が発現した腫瘍細胞に選択的に作用する。腫瘍細胞内に取り込まれた後、タンパク質分解酵素によりリンカーが切断されてMMAEを放出するように設計されている。