2014年04月18日 |
名大・東大・阪大、人体が恒常性を維持する原理を解明 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:NEDO |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は18日、NEDOの創薬加速化支援事業の支援を受けた名古屋大学、東京大学、大阪大学の共同研究チームが、人間の体表面及び器官表面を構成する細胞同士の構造的なつながりを解明することに成功したと発表した。 これまで謎とされてきた、恒常性(栄養吸収やイオン環境保持などの生体機能)を保つ働きを持つ分子が、どのような形をし、どのように重合して細胞間の隙間を通過するイオンの種類などを制御しているのかを解明した。 今回の研究成果は、様々な疾病の原因となる低マグネシウム血症の治療や、脳への薬剤の浸透制御を可能にする革新的な創薬技術の開発など、多くの分野での展開が期待される。 |