2014年04月21日
農研機構、リゾット向きの水稲新品種開発
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:農林水産省

農林水産省の農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)は21日、大粒でイタリア料理リゾットへの調理適性があり、倒伏に強く栽培しやすい水稲新品種「和み(なごみ)」を開発したと発表した。国内イタリア料理店では、イタリア産米が高価なことや地産地消への関心の高まりから、リゾットに適する国産大粒米に対するニーズが高まっていた。

今回開発した水稲新品種「和み」は、リゾットへの料理適性があり、倒伏に強く栽培しやすい。また収量性はリゾットに適するイタリア品種「カルナローリ」よりも高く、玄米千粒重は「カルナローリ」並みの極大粒。総合的に、「カルナローリ」に近い評価が得られる。
国内では新潟県柏崎市で国産リゾット用米として作付けが予定されている。