2014年04月22日
帝人、世界初の透明樹脂製消火器を共同開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:帝人

帝人は22日、初田製作所(本社・大阪府枚方市、初田和社長)、フロンティア(本社・長野県上田市、中村喜則社長)と共同で、本体容器素材に透明樹脂を採用した蓄圧式ABC粉末消火器を世界で初めて開発したと発表した。
5月上旬から初田製作所が「CALMIE(カルミエ)」の商品名で全国のデーラーを通じて販売開始する。

消火器本体の容器素材には、鉄・アルミニウム・ステンレスなどの金属類が使用されるのが一般的だが、本体容器の腐食・老朽化による破裂事故の発生リスクや、火災現場における爆発事故の発生リスク、消火器の重量などが負担となっていた。

こうした中で、帝人と大手消火器メーカーの初田製作所、特殊な成形技術を有するフロンティアの3社が、消火器本体容器素材に世界で初めて樹脂を採用した消火器を共同開発した。

消火薬はABC粉末で、重量は約4.0キログラム。サイズは全高505ミリ、全幅260ミリ、奥行き146ミリ。
標準価格は2万1000円(税抜)。