2014年04月30日
3月の鉱工業指数 、化学・プラ製品とも生産低下
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:経済産業省

経済産業省が30日発表した3月の鉱工業指数(2010年=100)速報によると、生産は前月比0.3%と2カ月ぶり上昇の101.8、出荷は1.2%減と2カ月連続低下の102.2となった。在庫は1.8%増加の106.1、在庫率2.6%上昇の105.9だった。

製造工業生産予測調査によると、4月は前月比1.4%の低下、5月は同0.1%の上昇だった。
基調判断は、「生産は持ち直しの動きで推移している」を据え置いた。

3月に生産が上昇した業種は、輸送機械、電子部品・デバイス、パルプ・紙、鉄鋼業など15業種中7業種、また低下したのは化学工業(除、医薬品)、プラスチック製品、非鉄金属、情報通信機械、繊維など8業種だった。

化学工業(除、医薬品)は、生産が前月比2.3%低下の95.9、出荷0.9%低下の98.3、在庫0.4%低下の105.2、在庫率は0.7%低下の113.1だった。生産は昨年8月以来7カ月ぶりの前月比マイナス。

プラスチック製品工業は、生産1.7%低下の102.1、出荷2.7%低下の102.0、在庫0.3%上昇の103.9、在庫率0.8%上昇の101.2だった。生産は2カ月連続、出荷は8月以来7カ月ぶりのマイナス。