2014年05月07日
出光興産、アダマンタン誘導体事業を大阪有機へ譲渡
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:出光興産

出光興産は7日、アダマンタン誘導体事業を大阪有機化学工業(本社:大阪市中央区、鎮目泰昌社長)へ譲渡することで合意し、同日契約締結したと発表した。

アダマンタンはダイヤモンド構造ユニットをもつ炭化水素。ジジクロペンタジェンから合成される。
同社は自社技術で誘導体を開発、1998年から「アダマンテート」シリーズとしてArFレジスト用モノマーを製造、販売してきた。

同契約により、出光興産が有する在庫、営業権、知的財産権、技術情報を大阪有機に譲渡する。
徳山工場にある原料など一連の施設は対象外となる。

「当初からフォトレジスト向けを中心に展開してきたが、期待したほどの伸びが見込めないというのが譲渡の理由です」(同社CSR広報課)。

譲渡日は2014年5月31日で、6月1日以降は引き続き大阪有機で販売する。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1399445865.pdf