2014年05月07日
武田薬品、米国で酸関連疾患薬最新データ公表
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:武田薬品工業

武田薬品工業は7日、米国イリノイ州シカゴで開催された「米国消化器病週間」において、酸関連疾患治療薬ボノプラザンフマル酸塩(開発コード:TAK-438)の5つの臨床第3相試験結果を公表したと発表した。

ボノプラザンフマル酸塩は、武田薬品が創製したカリウムイオン競合型アシッドブロッカーと呼ばれる新しいカテゴリーの酸分泌抑制剤であり、胃壁細胞における酸分泌の最終段階に位置するプロトポンプをカリウムイオンと競合的に阻害することにより、強力かつ持続的な酸分泌抑制作用と、投与早期からの効果発現を示す。

同薬については、今年2月に武田薬品が日本で製造販売承認の申請を行っている。今回の米国でのポスター発表には、承認申請で提出した第3相試験の成績が含まれている。