2014年05月12日
エーザイ、ドイツで抗てんかん剤の再評価を申請
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:エーザイ

エーザイは12日、ドイツ医薬品販売会社であるエーザイ・ゲーエムベーハ(本社・フランクフルト)が、ファーストインクラスの抗てんかん剤「Fycompa」(一般名:ペランパネル)について、追加有用性再評価の申請をドイツ連邦合同委員会(G-BA)に提出したと発表した。6カ月以内に結果が公表される見通しである。

同剤は、2012年9月にドイツで発売以来、3000-4000人の患者に使用されている。同社は、2013年3月のG-BAによる追加有用性評価において同剤の有用性及び革新性が適切に認められなかったことを受け、ドイツでの同剤の販売を一時中断するとともに、患者が継続的に治療を受けられるよう、個別の輸入による無償の支援プログラムで同剤を提供してきた。

一方、追加有用性評価の制度が一部改正されたことに伴い、今年2月にG-BAは同剤の早期再申請を認めることを決定した。これを受けて今回、再評価申請を提出した。