2014年05月13日
三井化学・営業利益249億円、事業再構築へ特損計上
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学

三井化学が13日発表した、2014年3月期連結決算は、売上高が前期比11%増の1兆5660億円、営業利益は同480%増の249億円、経常利益同145%増の225億円と、いずれも前期比大幅増加した。最終利益は合理化に伴う費用257億円を特別損失として計上したことなどから251億円の損失となった。

中国や新興国の新増設ラッシュで大型市況製品のフェノール、ウレタン、高純度テレフタル酸3事業の収益が悪化。このため抜本的対策を行う一方、ヘルスケア、農薬、PPコンパウンドなどの機能化学品群や高付加価値ポリマー群に経営資源を集中する構造改革を進めてきた。

15年3月期にはこれらのリストラや成長戦略の成果が出る見通し。
最終損益は4期ぶりに120億円の黒字を見込む。

【三井化学・14年3月期(連結)決算】単位:百万円 ( )対前期増減率%
◇売上高    1,566,046(11.4)
◇営業利益      24,899(480.4)
◇経常利益     22,522(144.6)
◇当期純利益   △25,138(ー)
◇1株当たり純利益  △25.10円(△8.14円)

<2015年3月期・通期(連結)予想>単位:百万円 ( )対前期増減率%
◇売上高     1,680,000(7.3)
◇営業利益      35,000(40.6)
◇経常利益      31,000(37.6)
◇当期純利益     12,000(ー)
◇1株当たり純利益  11.98円

ニュースリリース参照
〇平成26年度3月期 連結決算概要
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1399957712.pdf

〇Summary of Consolidated Financial Results for FY2013
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1399985870.pdf