2014年05月16日 |
三井化学、鹿島の無水マレイン酸など扶桑化学に承継 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三井化学 |
三井化学は16日、扶桑化学工業(本社:大阪市、赤澤良太社長)に鹿島工場の有機酸事業を承継することで合意したと発表した。無水マレイン酸年産3万2000トン、フマル酸同1万5000トン事業を承継する。 正式契約は6月下旬の予定。三井化学は営業権、製造設備および付随設備を承継する。土地は貸与する。 同社はウレタン事業再構築の一環として、2016年12月末限りで鹿島工場のTDI、特殊イソシアネート、有機酸など全プラントを停止すると発表していた。 今回の事業承継により扶桑が三井の鹿島工場内で有機酸の生産を行うことになる。 扶桑化学は資本金11億8000万円。リンゴ酸やクエン酸などの果実酸事業を幅広く展開しており、無水マレイン酸からの一環生産により競争力強化を図ることができる。 ニュースリリース 有機酸事業承継の基本合意について http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1400225699.pdf (英文) Agreement for Business Transfer of Maleic Anhydride and Fumaric Acid http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1400225699.pdf |