2000年11月10日
三菱化学、黒崎のビスフェノールA新設を正式決定
MEPグループのポリカーボネート向け原料を確保
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:三菱化学

 三菱化学は、黒崎事業所においてBPA(ビスフェノールA)設備新設について正式決定し、建設に向けた準備作業に着手した。
 2002年完成をめどに、同事業所においてBPA年産10万トン設備を新設するもので、MEP(三菱エンジニアリングプラスチック)グループが進めているPC(ポリカーボネート)向け原料を確保することになる。
 同社では、キュメン、フェノール、BPA、PCと原料からの一貫体制による事業競争力の強化を進めており、キュメンについては鹿島事業所において現在の17万5,000トンから27万トンへ来年5~6月の定修時に増強することを正式決定している。
 鹿島事業所ではフェノールについても現在の18万トンから24~25万トン規模への増強を目指しており、社内で正式に承認され次第着工する方針。
 こうした一連の増強により、鹿島では原料からの一貫生産体制を強化、黒崎でのBPA生産により、MEPグループの黒崎、韓国、タイのPC向け原料を確保することになる。

http://www.c-nt.co.jp/cgi-bin/passFile.cgi?FILE=data/capa/bpa>ビスフェノールA生産能力(表)
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