2014年05月20日
旭化成ケミ、米国に樹脂コンパウンド第二工場建設
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:旭化成

旭化成ケミカルズは20日、米国子会社の旭化成プラスチックスノースアメリカ(APNA=米国・ミシガン州)が樹脂コンパウンド第二工場を同国アラバマ州に建設すると発表した。

アラバマ州にPP、ポリアミドを中心とした樹脂コンパウンド年産3万トン設備を新設する。稼動開始は2016年初頭の見込み。APNAのコンパウンド生産能力はミシガン州の現有年産10万5000トンと合わせて13万5000トンとなる。

コンパウンドとは、合成樹脂にガラス繊維や難燃剤などの添加剤を加えて機能性を付与すること。自動車部品用途が中心だが、北米では自動車生産が回復し今後も成長が見込まれている。また軽量化が進む中で部品の金属から樹脂への代替需要が拡大している。

旭化成ケミカルズは北米以外にも日本、中国、タイ、シンガポール、ベルギーに生産拠点を持つが、今後も製品開発とともに供給体制の拡大を図っていく方針だ。
 
<APNAの第二工場新設計画>
(1)立 地 :米国アラバマ州ライムストーン郡アセンズ
(2)生産能力:3万トン/年
(3)生産品目:ポリプロピレン、ポリアミドを中心とした機能樹脂コンパウンド品
(4)稼動予定:2016年初頭


【APNAの会社概要】 
(1)社名  :Asahi Kasei Plastics North America Inc.(旭化成プラスチックスノースアメリカ)
(2)所在地 :米国ミシガン州リビングストーン郡ファーラビル
(3)設立  :2000年7月、現社名には2005年8月より
(4)代表者 :John Moyer
(5)株主  :旭化成プラスチックスアメリカ100%(旭化成プラスチックアメリカは旭化成ケミ100%子会社)
(6)事業内容:ポリプロピレン、ポリアミドを中心とした機能樹脂コンパウンド品の製造販売
(7)生産能力:10.5万トン/年


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1400561946.doc