2014年05月21日
カネカ、米テルモBCT社とコラボレーション契約
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:カネカ

カネカは21日、米国のテルモBCT社(本社・コロラド州、デビット・ぺレス社長)とコラボレーション契約を締結し、新型LDL吸着システムの米国治験申請を行うと発表した。
同契約によりカネカのLDL吸着カラム「リポソーバーLA-40S」とテルモBCT社製遠心式血漿分離装置「スペクトラ・オプティア」とを組み合わせることが可能になる。

現在、米国FDA(食品医薬品局)承認を受けている「リポソーバーLA-15システム」と比較して、操作が簡便で、かつ治療時間の短縮が図れる。また、「スペクトラ・オプティア」は全米の病院に設置されているため、従来のような専用装置の搬入、病院スタッフへの操作教育が不要となり、これまで遠距離通院を強いられてきた患者が近隣の病院で治療が受けられるようになるメリットがある。
カネカは、日本、米国、カナダ、欧州主要国でこれまで「リポソーバーLA-15システム」を中心に展開してきたが、米国の医療事情を考慮し、強固なインフラを持つテルモBCT社との協働により、事業の拡大が可能と判断し契約を締結した。