2000年11月10日
チバSC、マスターバッチ事業を2社に売却
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:チバ・スペシャルティ・ケミカルズ

 チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(チバSC)はスイス現地時間の9日、オランダのMegides A.M.E. BVおよび米国のTechmer PMの2社に売却することを決め、両社との間でLOI(覚書)に調印した、と発表した。
 Megides社は、欧州の合成樹脂市場向けのマスターバッチやコンパウンド、添加剤などを手がけるオランダの投資会社で、フランスやイタリア、オランダ、オーストラリア、ニュージーランドのマスターバッチ事業を買収する考え。
 またTechmer社は米カリフォルニア州の会社で、サウジアラビアとマレーシアのマスターバッチ事業を買収する。
 チバSCは、これらマスターバッチ事業の分離計画により、同社のコア事業がさらに強化されると見ている。なお同社のマスターバッチ事業は、6カ国に生産拠点を有し、カラー事業部が運営している。1999年の売上高は1億スイスフランを越えており、約400人の従業員を擁している。