2014年05月28日
積水化学、タイの塩素化塩ビ樹脂、事業会社発足
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:積水化学工業

積水化学工業は28日、タイで塩素化塩ビ(CPVC)樹脂を生産する米国ルーブリゾールとの合弁会社が正式発足したと発表した。同国ラヨーン県マプタプットの工業団地に第一期年産3万トンの生産設備を建設する。2014年末完成の予定。

CPVC樹脂とは塩素を付加した特殊な塩ビ樹脂のことで、特に耐熱性に優れる。このため主に給湯用・工業用・スプリンクラー用配管材として用途を持つ。ASEANや中東では、住宅や工場などで使用される配管材の金属からCPVC製への代替が進んでいる。

既報(2013年2月21日)
http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile/NCODE/36357


積水化学はタイのCPVC工場に隣接して、コンパウンド工場を建設する計画を進めている。
100%出資の現地法人、SEKISUI SPECIALTY CHEMICALS(THAILAND)を設立。年産能力2万4000トンで、原料CPVCから一貫生産する。

既報(2014年11月13日)
http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile/NCODE/38467