2014年05月28日 |
住友精化、韓国に高吸水性樹脂工場建設 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:住友精化 |
住友精化は28日、韓国で高吸水性樹脂(商品名「アクアキープ」)事業を展開するため、6月中にも100%出資の新会社を設立し、麗水市の工業団地内に年産能力5.9万トンの工場を新設すると発表した。 投資額は、土地代も含めて約100億円。完成は2016年5月の予定。原料アクリル酸はLGグループから手当する。 高吸水性樹脂(SAP)は高い水分保持性能を持つところから紙おむつや工業用製品などに使われ、このところ需要も急拡大している。このため韓国に新拠点を設け、中国や東南アジア市場への輸出も視野に増大する需要を取り込んでいくことにした。 同社は現在、2015年春完成をめどに、姫路工場(兵庫県)に年産4万トンの増設工事を実施中。完成後の同工場の生産能力は21万トンとなる。 既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile/NCODE/38106 同社はシンガポールに7万トン、フランス・アルケマ社にも4.7万トンの製造委託を行っており、世界3拠点合わせた供給能力は32.7万トン。韓国の新工場分を合わせると38万6000トンと世界有数規模になる。 |