2014年05月30日
4月の鉱工業指数 、化学工業2カ月連続の低下
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:経済産業省

経済産業省が30日発表した4月の鉱工業指数速報(2010年=100)は、生産が前月比▲2.5%の99.6、出荷▲5.0%の98.0だった。在庫は▲0.5%の105.2、在庫率▲1.8%の103.5だった。

製造工業生産予測調査によると、5月は前月比1.7%の上昇、6月は同▲2.0%の低下だった。
基調判断は、「生産は横ばい傾向」とし、前月までの「持ち直しの動き」を下方修正した。

4月に生産が上昇した業種は、金属製品、蒸気タービンなどの業務用機械工業、非鉄金属工業の15業種中3業種にとどまった。輸送機械、電子部品・デバイス、化学工業(除、医薬品)、プラスチック製品工業などは軒並みに生産指数が前月比低下した。

化学工業(除、医薬品)は、生産が前月比▲3.3%の95.0、出荷▲7.9%の90.6、在庫0.9%上昇の106.1、在庫率は3.5%上昇の116.9だった。生産、出荷とも2カ月連続のマイナスとなった。

プラスチック製品工業は、生産▲2.7%の100.4、出荷▲5.7%の97.5、在庫2.8%上昇の106.4、在庫率は9.4%上昇して108.3となった。生産は3カ月連続、出荷は2カ月連続のマイナス。