2014年06月02日
タカラバイオ、米国でがん治療薬「HF10」第1相発表
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:タカラバイオ

タカラバイオは2日、第50回米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会に、米国で実施したがん治療薬「HF10」の第1相臨床試験結果を報告したと発表した。

同試験によって、がん治療薬「HF10」 の安全性が確認された。また、複数の症例で腫瘍の増大が抑制されることが認められた。特に、悪性黒色腫の症例において、半数以上で、標的病変の30%以上の縮小あるいは腫瘍増大の抑制が確認された。

同社は、今年4月に第2相臨床試験の実施申請を米FDAに行い準備を進めている。

また、日本では2018年度の商業化を目標に214年度中の臨床試験開始を予定している。