2014年06月04日 |
製薬協、26社の3月期集計、増収22社、増益18社 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:日本製薬工業協会 |
日本製薬工業協会は4日、東証1部上場26社の3月期決算集計結果を発表した。 売上高は増収22社、減収4社で、合計9兆3885億円、前期比10.3%の増収となった。 国内売上げは微増にとどまったが、好調な海外売上げが牽引した。 売上総利益は、売上高の伸長とともに売上原価率が33.2%で0.5ポイント改善したことも貢献して11.1%の増益になった。販売管理費は、前期比10.8%増となった。これは海外での販売促進費の増加や積極的なR&D投資により、研究開発費が同10.3%増の1兆5770億円になったことによる。 この結果、営業利益は同12.5%増の1兆2086億円(増益18社、減益8社)、経常利益は1兆1723億円、同12.7%の増益となった。純利益は同3.2%減益の7593億円(増益16社、減益10社)となった。 27年3月期見通しは、武田薬品、アステラス製薬、第一三共、エーザイ、小野薬品がIFRS基準で発表しており、大塚HDが決算期変更のため9カ月決算で発表しているため、直接的な比較はできないが、国内薬価改定の影響を受ける見通しのため、売上高は前期比7543億円減少し8兆6342億円となる見通しである。 |