2014年06月04日
タカラバイオ、フコイダンが高年齢者の免疫低下軽減
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:タカラバイオ

タカラバイオは4日、京都府立医科大学との共同研究により、ガゴメ昆布フコイダンに夏期の免疫低下を軽減する作用があることを、高年齢者を対象としたヒト試験で明らかにしたと発表した。この研究成果を、6日から大阪で開催される第14回日本抗加齢医学会総会で発表する。

同社はこれまでにガゴメ昆布フコイダンの機能性について研究し、ナチュラルキラー(NK)細胞の活性化やインターフェロン-ガンマ(IFN-γ)の産生促進を介した免疫活性化作用、インフルエンザ感染抑制作用などを明らかにしてきた。今回、ガゴメ昆布フコイダンの免疫機能に対する効果をさらに詳しく調べるためにヒト試験を行った。

試験は 55歳から74歳までの高年齢者30名を対象に行った。有害事象は発生せず、安全性に問題はなかった。

<用語の解説>
■フコイダン :昆布、ワカメ、モズクなど、褐藻類の海藻のぬめり成分で、硫酸化されたフコースを構成成分する多糖の総称。ガゴメ昆布には乾燥重量の約5%と豊富にフコイダンが含まれている。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1401862899.pdf