2014年06月10日
旭硝子、ワールドカップ用ガラス製ベンチ公開
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:旭硝子
初公開のガラス製ベンチ

ワールドカップ・ブラジル大会の開催に協賛して、全12会場にガラスルーフベンチを提供した旭硝子は、タイかい開催を2日後に控えて10日、東京・港区の六本木ヒルズに設けられた「FIFAワールドカップ特設カフェ」でサッカー会場で使用されるのと同じガラス屋根のベンチをマスコミ関係者に公開した。

展示されたベンチは、いかにも明るく、軽快で、丈夫そう。座席には赤いポリウレタン製のシートが配置され、すっきりしたデザイン。シートは座り心地がよく、立ち上がるのがいやになるほどだった。

プレイヤー用ベンチには左右に23の赤いシートが並ぶ。高さ1.9メートル、
左右の長さ11.5メートル、奥行き1.0メートル、重さは760キロ。全12会場に選手用をはじめ審判用、救護スタッフ用など大小5台のベンチを提供した。

使用した化学強化ガラスは、普通の窓ガラスに比べて約8倍の強度がある。屋外で使用しても風やキズに強い、長期間使用しても変形・変色・劣化せず、クリアな視界を保つ、などの特徴がある。ほかにも低反射コーティング技術や、フッ素系の超高耐候性塗料用樹脂、透明性、衝撃性に優れたポリカーボネート樹脂など最先端のテクノロジーを結集した。

ジャパン・ブルーのユニフォーム姿で現れた石村和彦社長は、「日本チームを応援しましょう」と挨拶、もう大会が始まっているような盛り上がりをみせていた。